電動機などの定期点検って何をするの？
発電所には、大小さまざまな「電動機」が設置されています。
電動機は、電気の力でモノを動かすモーターのこと。
身近な例でいうと、扇風機や洗濯機も電動機の一種ですが、発電所で使われているものは桁違いに大きく、複雑です。
私たちは、こうした重要な電動機が常に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、定期的な点検と手入れを行っています。
万が一、発電所の稼働中に電動機が停止してしまうと、大きなトラブルにつながる可能性があります。
だからこそ、日頃の点検が非常に大切です。
では具体的に何をするのか。
まず、電動機が動いている時の音や振動をチェックします。
異音がしたり、いつもと違う揺れ方をしていないか、五感をフルに使って確認します。
次に、電動機の温度を測ります。
熱くなりすぎていないか、正常な範囲に収まっているかを見極めます。
さらに、電動機を分解して、内部の部品を細かくチェックすることも。
軸受と呼ばれる部品に摩耗がないか、配線に劣化が見られないかなどを確認します。
この作業は、電動機の構造や仕組みを深く理解していないとできません。
最初は先輩に教えてもらいながら、一つひとつの部品の役割を覚えていくことから始まります。
未経験からでも丁寧に教えていくので、ぜひ一緒に働きましょう。
福井県敦賀市を拠点に活動しています。